あとがき

ご覧くださいましてありがとうございました。

この作品の形態は、実は私がやりたいと思っていたものです。小説の挿絵よりは絵が多く、 でも漫画のように絵が主体ではない…いわば絵本の変形みたいなものでしょうか。 しかし、私は文というものを書けないので、いや、よしんば何かを書いたとしても、 自分の想像(妄想)を喚起させるようなものは絶対に書けません(断言)。

そこに思ってもみなかったチャンス?がやってきたのであります。
掲示板をご覧になっていた方ならお分かりかもしれませんが、過日に「落書きノート」に UPした「セピア色の大正浪漫」が事の発端(?)でした。こちらをご覧になった かの『街角』の管理人Nappa様が「是非『摩利と新吾』で」とおっしゃったところに 私が「何か元ネタになるような文を頂けないか」とあつかましくもお願いしたのです。 それに快くお応えくださり、この文章を書いてくださいました(これがまた超即行で…) で、それに乗っかり、この一編となったわけであります。

日常の他のことを忘れて没頭していたような状態で、大変楽しく描いてしまいました。 こんな素敵な文章を書いてくださったNappa様に心から感謝申し上げます。 Nappa様の文章はいつも私に想像力(妄想力)を沸き立ててくださるのであります。 ということで鷹塔・オスカル・摩利と印南・アンドレ・新吾をつつしんで Nappa様へ…。 (また、元ネタのきっかけになったP鈴木氏&M本明子さん出演番組にも 密かに感謝であります。)

ここでは摩利=オスカル、新吾=アンドレ、としましたが、確かに外見はそうなのですが、 内面はちょっと異なります。新吾に早くから友情以上の感情のようなものを持っていたのは 摩利で、アンドレとは意味合いが異なりますが、摩利にとって新吾は「おひさま」なのです。 このあたりの感情は摩利=アンドレっぽいですね。でも時にふたりの状況はいろいろ変わるので 心情面はなかなか微妙です。
元になった木原敏江先生の「摩利と新吾」、本当に素敵な作品ですので、ご存知なければ 機会がありましたらお読みになることをお勧めいたします〜。