「おまえ、わからないで歌っていたのか」 「俺を馬鹿にしてないか?これでも英語はずっと甲だ・・・」 「ほう?」 「だから静寂の音・・・いや、その、やはり詩は苦手だ。 だから、オスカルの意見を聞こうと待っていたのだ。 ただ待っているのも暇なので歌っていただけだ。 ん、なぜ、笑っている?」 「おまえはいい奴だよ。わからないか?紫乃先輩は、 おまえに宿題をやらせようという魂胆なのだ」 「・・・」
「やっぱり(ため息)、実は夢殿さんにも図書館で つかまってきたのだ。夢殿さんも詩の解釈は苦手らしい」