難波の恋の物語
〜Belle Epoque〜よき時代41〜45

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よき時代
よき時代
よき時代 映画は「巴里祭」でした。 これについてはまた別途ちょこっと解説してみたいと思いますが、邦題の傑作のひとつと言われている映画です。 制作年代としては、この「なに恋」の設定より2年くらい前になりますが、まぁちょっと遅れて日本公開ということで、よろしくお願いいたします?
よき時代 「巴里祭」という言葉は、映画をご存じなくてもきっと皆さん知ってらっしゃると思います。これは7月14日の革命記念日のを日本でこう呼んでいるわけですが、これはこの映画が元なんです。 映画の原題は「7月14日」ジャンとアンナが行けなかったダンスパーティの日です。今とは違って一昔前までは、映画には日本独自の「邦題」があるのが普通で、この映画については配給元が困っての苦肉の策だったとかいう一説もありますが、それはともかく、邦題の傑作のひとつといわれています。この映画は日本でも大変ヒットしました。「7月14日」では客はそんなに来なかったんじゃないかと思います。この映画の雰囲気とキャスト、そして音楽とタイトル、これが日本人がパリ、フランスに対して持っているイメージの原形であるとも言われていますね。 1933年公開、監督・ルネ・クレール、出演・アナベラ、ジョルジュ・リゴー他。
あらすじはだいたいこんな感じ、出会いと盛り上がり、誤解による別離が13日、14日でまず描かれ、次はふたりとも堕ちた生活になってしまっているところでの再会、最後に元通りになったところでの再会、という3つのパートに分かれています。 今となってはメルヘンタッチに映るかもしれませんが、今でもファンが多く、今では絶滅種(?!)になってしまったといえる、素敵な映画のひとつだと言われています。
よき時代 続きです?なんとなく「デ・ジャ・ヴュ」かも(笑) 絵の公衆電話はおそらくこの当時にあったと思われる形です。公衆電話は日本では明治33年に、東京の新橋と上野に設置されたのが始まりと言われています。
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