難波の恋の物語
のこり福1

えべっさん さてしばし「えべっさん」話題でお付き合いいただければと思います。

というところでまたもちょこっと説明などさせていただきたいと思いますが、今回はまずお祭と戎神社のあらまし。
七福神のひとり戎(恵比寿)様を祭った神社のお祭がこの1月10日を挟んで前後の3日間、行われます。10日が 「本戎(ほんえびす)」前日9日が「宵戎(よいえびす)」最終日11日が「残り戎(残り福)」と言います。
戎様をお祭した神社は全国にありますが、関東に比べて関西が圧倒的に多いそうです。やはり商売の神様だからでしょうか。 ということでおそらく、東の方より西の方が馴染みがあるお祭ではないかと思います。 全国の戎神社の総本山で最古の戎神社は兵庫県の西宮市にある西宮神社です。ここは福娘ならぬ「福男」で 有名であります。他に関西でも堀川戎等、 いろいろ数々ありますが、最も有名なのは今回取り上げます「今宮戎」でしょう。前回、初詣に行った住吉大社と同じく 南海沿線にあります。難波からも歩いて行けます。この3日間で100万人の人出があるそうです! これは聖徳太子が建てた神社で、元々は海の神様です。(この周辺は昔海だった)それが、大阪が商人の町として栄えてから、 「商売の神様」とも言われるようになったそうです。「えべっさん」は関西人がこのお祭を指していう言い方であります。 「商売繁盛で笹持ってこい」が有名な掛け声。

絵は夜を描いていますが、もちろん昼から大賑わいです。私も4〜5回行ったことがありますが、もうすごい人出です。 他にもいろいろ面白い特徴がありますが、笹のことも含めて順番にお話を…。

ひげの番頭のダグーちゃんというのは、じゅんじゅん様のアイデアからでございますv