難波の恋の物語 のこり福2
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ということで続き、ふたりには「残り福」をゲット?していただくことにいたしました。
じゃるぱぱが持ってかえってきたのは「福笹」です。孟宗竹でして、これは神社に行ったらもらえます。そこに、
神社からの小宝(吉兆)をいろいろくっつけます。小宝には米俵、枡、大福帳、小判、分銅、末広(扇子)、鯛等々、
特に商人には縁起のよいものがたくさんあります。これはもちろん買うわけでして、これをいっぱいつけると当然お高く
なります。でもこれこそ縁起物なので、商売をやっている方はなかなか豪華な笹になさるみたいですね。他に、熊手もあります。
これで「福をかき寄せる」んですvv
「宝恵駕籠」は「ほえかご」と読みます。これはえべっさんのお祭だけでなく、愛染さんのお祭などでもあります。
元禄時代に原型ができたそうで、花街から芸者衆を駕籠に乗せて若い衆がかついで行列の如くに往来したのが始まり。
戦前は船場の旦那方がバックとなってたくさんの駕籠を出したそうです。じゃるぱぱも出しているのかもvvv時に有名な
歌舞伎役者さんも混じって、なかなか賑やかに執り行われてきました。
今では駕籠をバックアップしているのは、地元の商店街、乗っているのはタレントやスポーツ選手になっています。
ちょっと前までは大きな料亭があって、そこの芸者衆が乗っていたのですが。
これが通るときには、「ほえかごほえかご、えらいやっちゃ」とか、「ほえかご、ほ〜い」とか、掛け声があるんですよ。
一度、芸者衆が乗った宝恵駕籠を見たことがありますが、昔ながらのお祭という感じがあってなかなかよかったです。
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