難波の恋の物語
〜Belle Epoque〜よき時代131〜

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よき時代 「織田作」は,織田作之助という昭和初期に活躍した小説家のことです。代表作はなんといっても「夫婦善哉」。何度も映画化・ドラマ化などされていて, 最近も2013年に森山未來さんと尾野真千子さん主演でドラマ化されています。で,なぜカレーかというと, これは結構有名な話なのでご存じの方も多いと思いますが,その辺は次回に〜。
よき時代 さて,カレーの続きです(^^)
大阪ミナミに「自由軒」という,明治創業のいわゆる「洋食屋」さんがあります。ランチやオムライスなどいろいろなメニューがあるのですが,「混ぜカレー」 と呼ばれる,ルーとご飯を混ぜ,生卵をのせた名物カレーがあります(ルーとご飯が別になった「別カレー」やドライカレーもあります)。
作家の織田作之助がこのカレーを非常に好んでいて,店の常連で,品中にも登場させているほどでした。そこで,織田作−自由軒−混ぜカレー,となるわけです。
当時はもちろん今のようにご飯を保温しておくことはできず,熱いルーと混ぜることで,熱々のカレーをお客さんに出せるということで 始めたメニューだそうです。
ルーは結構スパイシーで,それを卵と混ぜることで,ほどよいマイルドさが加わり,もう絶品カレーvvになるんです〜。
よき時代 ということで,ばかばかしいあたりですが,これにておしまい,とさせていただきます。
いつ始めたかわからなくなってしまったくらいのだらだらでしたが,お付き合いくださった皆様, 本当にありがとうございました。
いずれまた,カレーの話にて…。
よき時代 おまけの1枚。