難波の恋の物語 お水取りへ行こう!5
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「お水取り」については、詳しくは関連サイトや観光ガイド々をご覧頂きたいと思いますが、
簡単に絵の下の方で説明させていただいております。
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「お水取り」というのは正式には「修ニ会(しゅにえ)」という行法(いわば仏教的行事)ですが、
3月12日の夜(正確には13日の夜中2時頃)に境内にある若狭井からお供え物の水を汲み上げることが
「お水取り」で、これが一般的に総称として知られるようになったものです。
実は2月後半から約一ヶ月に渡る行で、練行衆と呼ばれる修ニ会を勤める僧のいろいろなお勤めが3月14日まで
続きます。有名な二月堂のお松明は3月から行われます。
11日までと13日はお松明は10本、うち6本を僧が二月堂の欄干のところまで持って出て、
欄干のところを走っていきます。その時に落ちる火の粉を浴びると、1年間息災で過ごせるという言い伝えがあり、
二月堂の付近は人ごみでごったがえします。だいたい夜7時前後みたいですが。
12日はいわゆる「お水取り」が行われる日でひときわ大きな松明になります。これを篭に乗せて走っていくので、
「篭松明」とも言われます。最後の14日は10本すべてを持って
欄干のところに出て、火の粉を振り落として修ニ会のフィナーレとなります。
「お水取り」にはそれに先立って「お水送り」が行われています。それは福井の小浜で行われ、
そこの鵜ノ瀬というところの水源が東大寺の若狭井につながっているとされています。
この絵はよくガイドブックにもあるように、長時間露光した図ですが、それでも僧が大きな松明を持って二月堂の
欄干のところをかけていく様は荘厳かつ迫力のある図でもあるそうです。 |
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